祝 日本遺産認定 『「葛城修験」里人とともに守り伝える修験道はじまりの地』

更新日:2020年06月23日

令和2年度日本遺産認定に岬町も関わる「葛城修験」が認定されました!

〇岬町長からのメッセージ

〇葛城修験道の概要

 大阪と和歌山の府県境を東西に走る和泉山脈、大阪と奈良の府県境に南北に聳える金剛山地―総延長112kmに及ぶこの峰々一帯は「葛城」と呼ばれ、修験道の開祖であると言われている役行者(えんのぎょうじゃ)が最初に修行を積んだのが葛城修験道です。

 世界遺産『紀伊山地の霊場と表詣道』の一部である奈良の大峰山は、役行者が「葛城修験」を開いた後に移った修行の地であるとされており、「葛城修験」は、この大峰山とともに、修験者たちにとって最も重要な行場であり、必ず修行しなければならない地であるとされてきました。

〇岬町と葛城修験道

 岬町には、孝子の高仙寺に修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)の母の墓地があり、和歌山市加太友ヶ島から始まる葛城二十八宿では、神福寺跡(岬町西畑)と慈眼院(岬町佐瀬川)などが岬町域に現存しています。慈眼院には、役行者作で秘仏の十一面観音が祀られています。

高仙寺本堂

高仙寺山門

高仙寺の紅葉

〇今後の岬町の取組

 岬町は大阪府等と協力し葛城修験道の雰囲気を楽しめるように、飯盛山や大福山などを近畿自然歩道コースでのトレッキングやハイキングを案内し、サイクリングでは、岬町・加太等のサイクリングコースの周知を図ってまいります。

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