令和2年度多奈川ビオトープだより
更新日:2021年03月22日
多奈川ビオトープは、岬町の「多奈川地区多目的公園」の中にあります。
かつて、この場所は山や谷が広がっており、たくさんの生きものが暮らしていたと思われますが、「関西国際空港」二期事業の土砂採取場所となり、跡地は多目的公園として整備されました。
その多目的公園の一角に、「多奈川ビオトープ」があり、かつてここに暮らしていた生きものたちを呼び戻そうと、彼らの成育・生息場所となる湿地や草地を創出・維持管理にしたり、もともとこの場所に生育していた樹木を植栽するなど、「自然再生」に取り組んでいるところです。
ボランティアによる「自然再生活動」だけでなく、「自然観察会」などのイベントも計画しております。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
6月20日(土曜日)の保全活動について
新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度に入って初めての保全活動となりました。
主な取り組み内容は以下の通りです。
田植え
ビオトープ内に設けた田んぼを耕し、田植え(もち米)を行いました。
今年は、どれだけ収穫できるでしょうか?
ヒメガマの刈り取り
水鳥やトンボ、水生昆虫が住みよい環境となるよう、ため池に繁茂するヒメガマの刈り取りを行いました。
エリアが広いのでかなり大変な作業ですが、9月ごろまで毎月刈り取りを行う予定です。
7月18日(土曜日)の保全活動について
前回に引き続き、保全活動を行いました。
主な取り組み内容は以下の通りです。
ヒメガマの刈り取り・草刈り
ヒメガマ刈りを重点的に行い、前回より刈り取り範囲を拡大しました。
8月22日(土曜日)の保全活動について
前回に引き続き、保全活動を行いました。
主な取り組み内容は以下の通りです。
炎天下での作業でしたが、休息を取りながら協力して行いました。
ヒメガマの刈り取り
ヒメガマの刈り取りは人数が必要であるため、8名程度が重点的に刈り取り作業を行いました。
草刈り・堆肥場の確保
5年後にカブトムシやクワガタムシが生息することを目標に、草刈りを行い、堆肥場を確保しました。
9月19日(土曜日)の保全活動について
猛暑もようやく落ち着き、作業しやすい環境でした。多奈川ビオトープ内は自然に囲まれているため、街よりもかなり涼しく感じます。
今回も引き続き、保全活動を行いました。
主な取り組み内容は以下の通りです。
ヒメガマの刈り取り
ヒメガマの刈り取りは今回が今年最後です。
来年にまた繁茂しないよう、池の水面から出ている部分をできるだけ刈り取るようにしました。
イノシシ侵入防止対策・堆肥場への搬入
イノシシ侵入防止対策として、フェンス沿いの草木を伐採しました。
また、伐採した草木は堆肥場へと搬入しました。
10月14日(水曜日)国民参加による気候変動情報収集・分析委託事業
おおさか気候変動適応センターが自然観察を通じて、気候変動の影響が身近ですでに起こっていることを体感してもらうプログラムを実施しました。このプログラムは、環境省の委託事業を活用して、岬町及び日本ビオトープ管理士会近畿支部と協力し実施するものです。
当日は岬町立多奈川小学校の1~6年生が観察会に参加しました。ビンゴゲーム形式でビオトープ内の虫や植物を発見していき、楽しみながら観察できる仕組みとしました。また、日本ビオトープ管理士会近畿支部の専門家が同行し、虫や植物に関する小学生の疑問に答えました。
発見した虫や植物は、おおさか気候変動適応センターが気候変動の影響を分析するための基礎データとして活用されます。
観察会の様子はJ:COMの「ジモト応援!つながるNews ~りんくう・和歌山~」で10月19日に放送されました。当日の放送分はYouTubeでも公開されていますのでぜひご覧ください。
Youtube(J:COM「ジモト応援!つながるNews ~りんくう・和歌山~10/19放送分」)
11月21日(土曜日)の保全活動について
今回も、引き続き保全活動を行いました。少し肌寒くなってまいりましたが、この日は天候に恵まれ、暖かさも感じられました。ビオトープ周辺の木々は秋が深まるにつれ、色付いてきています。
当日の主な取り組み内容は以下の通りです。
草刈り・灌木伐採
エントランスゾーン、草原維持ゾーンにおける草刈りと雑木の伐採を行い、刈り取った草木は堆肥場へ集積しました。
イノシシ侵入防止対策
前回イノシシ侵入防止対策としてフェンス周辺の草木を伐採しましたが、未だにイノシシが掘り返した跡が見られましたので、侵入口と思われる部分への石詰め等の作業を行いました。
3月20日(土曜日)の保全活動について
昨年12月より新型コロナウイルス感染症拡大の影響により保全活動を中止していたため、久々の実施となりました。春になり、生き物の姿も確認することができました。
保全活動の取り組み内容は以下の通りです。
草刈り・灌木伐採
エントランスゾーン、草原維持ゾーンにおける草刈りと雑木の伐採を行いました。
ヒメガマの刈り取り
暖かくなってきてヒメガマの新芽が水面に現れていましたが、昨年の刈り取りの成果もあり、成長を抑えることができているように感じます。
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