「化学物質過敏症」についてご理解とご協力をお願いします

更新日:2023年08月16日

「化学物質過敏症」をご存知ですか?

特定の化学物質に対して、微量でも長い期間摂取し続けた場合や、短い期間でも大量に摂取してしまった場合に、、体内における化学物質の許容量を超えてしまうと、その後はわずかな化学物質にも過敏に反応し、健康被害の症状があらわれるようになるといわれています。

化学物質に反応する度合は個人差が大きく、同じ環境でも症状が重い人もいれば、まったく症状の出ない人もいます。また、症状が出る場合においても、人によって症状が異なります。

発症などの仕組みについては未解明な部分があり、治療法なども確立されていません。

主な症状

・発汗異常、手足の冷え、頭痛、疲れやすい

・めまい、ふらつき、耳鳴り

・のどの痛み、口の渇き

・動悸、不整脈、循環障害

・皮膚炎、喘息、自己免疫異常

・筋力低下、筋肉痛、関節痛、振せん

・下痢、便秘、悪心

・粘膜の刺激症状、目のピント調節機能障害、視力障害

・不眠、不安、うつ状態、不定愁訴(原因がわからないが、なんとなく体調が悪い)

など人によって現れる症状は様々です。

原因となるもの

・香料等を含む洗剤、柔軟剤、シャンプー、香水などの日用品や化粧品

・殺虫剤、除草剤、たばこの煙、カビ、ダニ、排気ガス

・建物に使用されている建材、塗料、接着剤

柔軟剤、芳香剤などの強い香りによって様々な症状が出ることもあり、「香害」と呼ばれることもあります。

対処法

治療法が確立していないため、原因となる化学物質を避けることが、最も有効な手段だといわれています。

 

化学物質過敏症についてご理解とご協力のお願い

皆様の周りにも化学物質過敏症の方がいらっしゃるかもしれません。身の回りの何気ないものがその方の症状悪化につながる可能性があります。化学物質過敏症への理解を深め、皆様のご配慮をお願いいたします。

「その香り困っている人もいます」ポスター
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